エルコスありがとう！

劇団四季ミュージカル　「エルコスの祈り」　全国公演（東松山市民文化センター）を観てきました。

11日祝日のソワレ公演、約1200席あまりのホールはほぼ満席でした。

エルコス役の染谷沙絵子さんはいつもの調子ではなかったように見えましたが、それでも元気で明るく一途なエルコスを精一杯演じていました。

自由を奪われ、夢を持つことも許されず、機械に支配された未来の子どもたち。
根暗、乱暴者、わがまま・・・おとなたちからはそんな問題児としかみてもらえない子どもたち。

そんな子どもたちでもエルコスから見れば、みんな個性を持った素敵な子どもたちなんです。

「ありがとう！」という言葉すらさえ忘れていた子どもたち。
そんな言葉や人間が忘れてしまった様々なことをエルコスは優しく語りかけ思い出させてくれます。

またまた今回もロボットであるエルコスにたくさん教えられました。

舞台装置も凝っていて、衣装もカラフルで個性的、音楽も明るく楽しい！

それと、悪い奴らだけどスローでなぜか憎めないダニエラ・パルタ・ダーリーの3人組がとっても笑わせてくれます。
特にダーリー役の藤川さん、かなり子どもたちの笑いを取ってました。うまいなあ・・・
（・・・という私もかなり笑わせてもらいました）
ダニエラ役の丹さん（時々くるみ先生を思い出してしまうけど・・・）スローなダンスがとっても可愛いです。
川地さんのパルタのメイクはまさしくピエロなんですけど、怖いです(笑)

大人目線の感想にどうしてもなってしまいますが、
どんな子どもでも良いところは必ずあって、その良いところを見つけてあげてそこを伸ばしてあげることがとっても大事だってこと。
そして夢を持つこと。許すこと。「ありがとう！」という感謝の気持ちを忘れないこと。

そんなメッセージを強く感じた作品でした。


子どもはもちろん、最近子どもを叱りすぎてるなあ・・・と感じているパパやママ、学校の先生方にぜひ観てもらいたい素敵なミュージカルでした。




追記：そういえば会場で11日までアイーダのアモナスロ役で出演されていた川原洋一郎さんらしき方を見かけました。川原さんも開幕からずっと今までヌビア王でしたね。大変お疲れ様でした。以前この東松山で「人間になりたがった猫」を観た時の川原さんのスワガードは私のお気に入りです。握手もしてもらって嬉しかったなあ・・・

タグ：劇団四季 こころの劇場 エルコスの祈り エルコス 染谷沙絵子 ダニエラ 丹靖子 パルタ 川地啓友 ダーリー 藤川和彦

コメント 2

嵐も、人間にも、エルコスもまだ観たことがありません。
全国公演ん、最後に行ったのはいつだったかしら？
終演後、魔法をすてたマジョリンのポスターを貰った、あそこだったかな…
by わか (2010-01-13 00:54) 

わかさん、ご訪問ありがとうございます。
マジョリンはご覧になったのですね。
私はありません。
エルコスは結構お勧めです。
でもあと関東で観られるのは16日の埼玉と24日の千葉で終わりかな・・・
今はインフルエンザの影響でファミリーミュージカルも俳優さんたちのお見送りがないのがちょっとさびしいです。
来月はいよいよクレイジーフォーユーですね。わかさんもこれは観に行かれるのでしょうか？

by 水無月 (2010-01-13 14:54)