「コーラスライン」２回目観てきました！

前回と変わったキャスト

コニー　　青山弥生（←石倉康子）
グレッグ　武藤　寛（←道口端之）
ビビ　　　石倉康子（←上條奈々）


武藤さんのグレッグが見たいと思っていたら今週タイミングよく変わってくれました。
道口さんよりホモセクシュアルな雰囲気がありましたね。
武藤さんは７月の「異国の丘」での神田役で見た以来です。久し振りに踊る武藤さんが見られて大満足です。
欲を言えば次はキャッツのマンゴジェリーで見たいですね

青山さんはもしかして所見かもしれません。小柄なのに歌にもボリュームがあってさすがラフィキをやってらっしゃるだけありますね。
全国公演などでもよくいらしていて目が合うとにっこりしてくださり、とても感じの良い方です。


さて、今回も田邊さん演じるポールに泣かされました
ザックにひとり呼び出され告白しはじめますが、最初から田邊さんの目が赤くて最後にはすごい涙を流していました。それを見てこちらも一気に涙があふれ出てしまいました。
最終審査のタップで足を痛めてしまうポール。１７名の列にぽっかり空いたポールの居場所・・・これがこの世界の現実なんだろうなって。
でも「ワン」では最高の笑顔で踊る姿に救われます。あのラストシーンは最高に感動します


あとはですね、「なんでザックはシーラを選ばなかったんだろ？」って思う方多いですよね。
ダンスも歌も上手いのに・・・でもシーラって結局最後まで自分を出し過ぎていたような気がしました。
それと、もしかしたら今回のオーディションで自分のダンサー人生に一区切りをつけたいと思っていたんじゃないかな。
ザックはそれを感じとって彼女を選ばなかったのかなって。

それと、キャシーの坂田さんは今回も色っぽいダンスを見せてくれました。このキャシーの役って踊りながら歌も歌わなきゃで大変難しい役ですよね。
坂田さんの歌声は途中かなりボリュームがありすぎてどうしようかと思いましたが、でも迫力があって坂田さんご自身の生き様を見たような気がしました。



このミュージカルってダンサーそのものの人生を描いているわけで、それがキャストの皆さんの人生と重なって見えてしまうんです。
四季の俳優さんもこういう人生を歩んできたのかな？語りつくせないくらいの努力をして、舞台に立って、時には挫折もあったんだろうなって。それを思うとすごい泣けてくるんです。


子どもの頃描いていた夢、悩み、育った環境、歩んできた道、そして今という現実・・・
１７人の物語には何かしら自分と共通しているものがあって自分もあの白い１本のコーラスラインに立っているような・・・そんな気持ちにさせてくれた素晴らしい舞台でした。

感動をありがとうございました

タグ：劇団四季 コーラスライン 青山弥生 武藤寛 坂田加奈子 増本藍 石倉康子 田邊真也

コメント 2

こんばんは～
水無月さんのレポでハッと気付かされた所があります。
シーラは「もしかしたら今回のオーディションで自分のダンサー人生に一区切りをつけたいと思っていた」
ここです！ほんとにそうかも・・・と思います。
ダンス教室開こうかって話してたし。

それに比べてキャシーは
「自分の好きなことを人に教えるなんて・・・もっとイヤ」って言ってますよね。
これってダンスの先生とかの意味ですよね。

この意識の違いが二人の明暗を分けたのかも？と思いました。
ナイスな読みだと思います。
次回見に行くときは、そのあたりも確認してきますね。
ありがとうございました。
by まっすん (2009-11-20 21:41) 

まっすんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私の勝手な見解ですが、キャシーを採用するのは2人で話をし終わった時にはもう決めていたような気がしました。最後まで迷っていたのはディアナを採るかシーラをとるか・・
まあこの芝居はオーディションの結果はどうでもいいことかもしれません。
伝えたいメッセージは「夢を諦めず持ち続けること！」「悔いのない人生を生きよう！」みたいな？
世の中には生活は苦しいけど好きな事を仕事にしている人、生活の為に好きでもない仕事をしている人、大きく二つに分かれると思います。私は自分の好きな事を仕事にしている人に憧れます。
今は生活の為に仕事をしているけれど、いつかは自分の夢を叶えたい・・・なんて思います。（ごめんなさい、今日は少しお酒が入ってます）
またお話出来たら嬉しいです。

by 水無月 (2009-11-20 22:37)